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『デビル』(''Devil'')は、2010年にアメリカで公開されたホラー映画。 == ストーリー == ある日、一人の男性が高層ビルから転落死した。ちょうどその頃、5人の男女がそのビルのエレベーターに偶然に乗り合わせていた。だが、そのエレベーターが急停止し、外への連絡ができなくなる。そして、エレベーター内の照明が消え、再び灯りが点いた時、若い女性の背中が何者かによって斬りつけられていることが判明。5人はこのエレベーター内に犯人がいると疑心暗鬼になる。再び停電になると、今度はセールスマン風の男が死亡していた。4人は恐怖に怯える。一方、防犯カメラで一部始終を見ていた警備員は、警察に連絡し、事態の収束に当たろうとしていた。 エレベーターの修理に向かった整備担当者が謎の転落死を遂げ、消防らによる救出活動が難航する中、現場にやって来たボーデン刑事らがモニターを通して見守る前で、次々とエレベーター内の人々が死んで行く。一方、警察の調査により、エレベーター内の男女5人のうち、4人に犯罪歴のあることが判明する。 唯一身元の分からない男だけが生き残り、彼こそが事件の真犯人かと思われた矢先、彼の婚約者と名乗る女性が現れ、彼の身元が明らかになる。彼の名前はジェンコウスキー (Janekowski) であり、エレベーター内で殺された老女の名前と思われていたジェーン・コウスキー (Jane Kowski) こそが彼の名前であることが分かる。一方、エレベーター内では、殺されたはずの老女が突然生き返り、ジェンコウスキーに迫る。彼女は老女に姿を変えた悪魔であり、罪を犯した者たちを集めて殺していたのだ。そしてジェンコウスキーについては、彼の婚約者が見ている前で殺そうとしていたのだ。ジェンコウスキーは過去に犯した罪を告白する。それは5年前に起こしたひき逃げ事件であり、その被害者はボーデン刑事の妻子だった。過去の罪を悔い、深く反省する姿を見せたジェンコウスキーに対し、悪魔は殺すのをやめると告げる。ボーデン刑事らは一部始終を黙って見守る。 レスキューらによってようやくエレベーターの扉が開けられる。しかし、そこに老女の姿はなかった。唯一の生存者であるジェンコウスキーをボーデン刑事が自らの運転で護送する。そしてジェンコウスキーに対して罪を許すと告げる。 == キャスト == ;ボーデン刑事 (Detective Bowden) :演 - クリス・メッシーナ、日本語吹き替え - 檀臣幸 :フィラデルフィア市警殺人課刑事。リハビリを経て、最近になって職場復帰した。 :5年前に妻子をひき逃げ事件で亡くし、アルコール使用障害になっていた。 ;トニー・ジェンコウスキー (Tony Janekowski) :演 - ローガン・マーシャル=グリーン、日本語吹き替え - 宮内敦士 :エレベーターに閉じ込められた整備工。元海兵隊員。 ;ヴィンス・マコーミック (Vince McCormick) :演 - ジェフリー・エアンド、日本語吹き替え - 小森創介 :エレベーターに閉じ込められたセールスマン。 ;サラ・キャラウェイ (Sarah Caraway) :演 - ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、日本語吹き替え - 斎藤恵理 :エレベーターに閉じ込められた若い女。 ;ジェーン・コウスキー (Jane Kowski) :演 - ジェニー・オハラ、日本語吹き替え - 沢田敏子 :エレベーターに閉じ込められた老女。 ;ベン・ラーソン (Ben Larson) :演 - ボキーム・ウッドバイン、日本語吹き替え - 江川央生 :エレベーターに閉じ込められた新米警備員。派遣。閉所恐怖症。 ;ラミレス (Ramirez) :演 - ジェイコブ・バルガス、日本語吹き替え - 石上裕一 :モニタ監視中の警備員。信心深い。 ;ラスティグ (Lustig) :演 - マット・クレイヴン :モニタ監視中の警備員。ラミレスの上司。 ;マーコウィッツ刑事 (Detective Markowitz) :演 - ジョシュア・ピース :ボーデン刑事の同僚。 ;ドワイト (Dwight) :演 - ジョー・コブデン :ビルの整備担当。エレベーターの修理に向かう途中で転落死する。 == 出典 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デビル (2010年の映画)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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